2021/02/26 11:52
みなさん、こんにちは!ターチです。
今日は「聴き方」について書いていきますね。
実際のところ人の話を聴ける人というのは非常に少ないです。
多くの人たちは自分のことを話したくて仕方がありません。
そんな中で、もしあなたが話を聴くことができたら、
どれくらい信頼されるでしょうか?
この価値に気づいている人は、非常に少ないと思います。
■多くの人が沈黙に耐えられず、すぐに話してしまう
かつて、私もそうでした。自分の話をしたくてしたくてたまりませんでした。
相手が話してくると、次に自分はこれを言おうとか、
こう言っておもしろがらせようとか、自分のことばかり考えていました。
これはとても自己本位な聴き方です。
とにかく沈黙になることが怖かったのです。
沈黙になると、何か会話が終わってしまい、
気まずくなるようなそんな気がしていたのです。
■実は沈黙は、相手に考える時間を与えている!
沈黙は、聴き手にとって非常に重要な技です。
何か重要なことをいうとき、
相手のことを全面的に受け入れるとき、沈黙は大きな力を発揮します。
昔の私のように、何か沈黙を挟むと嫌だと思われる方もいるかもしれませんが、
効果的に会話に挟むことで、とても効果的に働いてきます。
以前、私が働いていた会社でとても沈黙がうまい人がいました。
私が何か大きな主張をすると、
ぐっと考え込んだように黙り込んで、しばらく何も話さないのです。
この何秒間かは、話す方としては、どんなに感情的になっていてもペースを崩されます。
ただ、その何秒間かで自分も冷静になれたりするのです。
そこでふと自分に新たな回答が出たりもします。
沈黙をした後、その人はすっとひとこと回答を出す、
そんな方法をとっていました。
年上の方でしたので、これはなかなか熟練された技だなと思い、
すごく感銘を受けたのを覚えています。
人の話を聴いていると、
思わず次の瞬間にすぐ解決策やアドバイスを
しそうになるときがありますが、
そこをあえてグっとこらえ、
沈黙をつくることで相手に考えさせる時間、
答えをみつけさせてあげる時間をつくることが
とても重要なのです。
とくに自分よりも目下の人たちの話を聴く時はこの方法を使うと、
より相手の本音を引き出すことができるでしょう。
あえてそのように誘導してあげるのがコツです。
私たちは、人に何か言おうとするとき
(自分がアドバイスをしようとしているとき)
というのは、心の中でどこかでこう思っています。
「私は正しい」
「正しいことを教えてあげないと」
「自分が上にみられたい」
このような雑念や欲求がどこかにあるということです。
これらのものを持っている限り、より良い聴き方はできないでしょう。
いつも我を消すことが重要であると述べていますが、
沈黙を使うことは我を消す訓練になりますので、
ぜひ取り組んでみてください。