2021/02/20 09:58




みなさん、こんにちは!ターチです。


今日は、「自分を知る」ということについて書きたいと思います。


エマーソンは、かつて『自己信頼』という本で、


自分の声を聴き、自分を信じることが重要であると述べました。


自分を信頼するということは、簡単なことではありません。


もしかすると、他人を信頼するよりも、難しいかもしれません。


それにしても自分を信じるということは、どうしたらできるのでしょうか?


私は、そのヒントをルドルフ・シュタイナーからもらいました。


それがつまり、「聴く」ということなのです。


「聴く」という意味は、


自分に対して自分の内面から発してくる声を聴く


ということです。




シュタイナーによれば、

人の話を傾聴できるようになると、

自分の声も聴けるようになる、ということです。



私はこれを知って衝撃を受けました。


いままで自分の声をうまく聴けなかったときというのは、

たしかにそれを邪魔するようにエゴの声が聴こえていたと気づいたからです。


若いころの私は、この声に常に惑わされていたと思います。

(もちろんそれが若いということですが笑)



結局のところ、人の話を聴くことは、

コミュニケーションの上でもちろん大事なことですが、


実はそれ以上に、自分の声を聴くための修行として
与えられていたものであると分かったのです。


実はこちらの方が第一義的であると知りました。


なぜなら自分の声を聴くことは自分を知り、

魂の向上につながるからです。


中村天風先生のおっしゃるとおり、宇宙は魂の向上を喜びます。

だから、聴くという作業が地味で、大変なことなのですが、

実は、自分にとって非常に重要な意味がある、ということなのです。



エゴの声というのは自分の利益ばかり考える声のことです。


これを聴けば、この人から何が得られるだろう?


お金はどれくらい儲かるだろう、


自分にとって関係性はどうなるとよいのか、メリットは?効率は?


どちらが有利か?いやここは手を引いておこう


などよく聴こえてきそうな声ですよね。



このような声が、私たち自身を苦しめてきたのです。

またそういう声が当たり前で、むしろ計算高い方がいいものだと教え込まれてきました。


でもこれは、どこか不自然です。つまり人間らしくないのです。

ありのままの自分ではありません。


目の前に人がいるのに自分の利益ばかり考える

ということは明らかに、人間性を失っているでしょう。


私は、自然の森の中でたたずむことがあります。


そこで、彼ら(自然)はそのようなエゴの声を発してきません。

ただ柔らかく自分を包んでくれます。とても心地がいい声です。


もし彼らがエゴを持っていて、

来た人間のエネルギーを吸い取ってやると思っていたら、

そんな森には行きたくないですよね。



なぜ心地いいのか、癒されるのか?


それは彼らがただありのままに生きているからです。
作為がないからです。



つまり私たちも、


より自然に生きれば生きるほど人にとって

心地いい存在としていられる


ということなのです。

だからそのために自分の声を聴いて、自分を少しでも知っていきましょう



というお話でした。



今日もここまで読んでくれてありがとうございます!



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