2021/02/14 19:11
みなさん、こんにちは!
今日は「聴き方」について書いていきますね。
多くの人が人の話を聴く場合には、受動的な態度で聴くことがほとんどでしょう。
中にはとにかく共感して、同じ思いに浸るところまで行ってあげる人もいるかもしれません。
そのような聴き方はすごく相手のことを思い、素晴らしいと思います。
ただ、ずっとそのような聴き方だと自分自身が疲弊してしまいませんか?
相手の話を聴くにも自分に余裕が必要でしょう。
そんな時に必要になってくるのが、コーチングで使われる聴き方のスキルです。
コーチングでは、クライアントの話を聴く時に対話を活性化させます。
つまり単に、相手の話を受動的に聴いているだけではなく、
能動的な聴き方をするということです。
一体どういうことか説明していきましょう。
例えば、クライアントとコーチが話しているとします。
クライアント:「やっぱりあの人を助けない方が良かったかもしれません。つい、困っている人がいると手を差し伸べて、自分でやってしまう癖があるんです。なんとかしたいと思っているんですが、、、つい」
コーチ「あなたは、そうやって人が困っていることにすばやく気づくことができ、助けることによって自身のリーダシップを発揮しています。それは簡単にできそうで、なかなかできないものですよ!」
クライアント:「えっそうですか?全然そんなことないと思っていました。むしろ相手からは少し迷惑かなと思っていたくらいです。」
コーチ:「助ける頻度はさておき、あなたがそのようなマインドを持っていること自体が素晴らしいのですよ!そこを自分で認識して自信を持ってくださいね!」
いかがでしょうか?
これは認知のスキルと呼ばれるもので、相手の内なる特性に焦点を当て、認めるものです。
相手がどういうマインドでそれを行なっているのか、
内面に気づき、それを認識させてあげます。
このスキルはコーチングで使うスキルですが、
普通に一般の会話でもこういう聴き方ができれば、相手はすごく助けられた気持ちになるでしょう。
多くの人は、認められることが少ないからです。
会社だと特に、どんなにいいことをしても流されたり、
いいことをしようとしても邪魔されたりしますよね。
そんな良い行動をしようとしている相手を
認めてあげる(認知してあげる)ことで、相手の価値に気づき、
またその相手も自分で自信を認めることができるのです。
これは相手にとても自信を与えることになるので、私はよく使っています。
特に話好きな人で、あまり人に話しても聴いてもらえない人に関しては、
この認知のスキルが大変効果的でしょう。
相手は自分のことをわかってくれている、
ということであなたを信頼するでしょう。
人は常に誰からか認められたいと思っているものです。
それをさりげなく認めてあげることで、その人自身の価値を上げることになり、
相手もそれによって自信をつけることになるので、素晴らしいスキルだと思います。
もしあなたの周りで、あまり目立たず、地味で、普段誰からも認められない人がいた場合には、
ぜひ認知のスキルを使ってその人を認めてあげてください。
きっとプラスのスパイラルができるはずです!