2021/02/14 08:18



みなさん、こんにちは!


今日も聴き方について書いていきます。


よく会社とかで若手の社員が、上司に対して相談してくることありますよね。

若手の子が神妙な面持ちで相談してきたとき、

あなたはどんな聴き方で対応していますか?



よくありがちなのが、相談事に対してすぐに


「オレの時代はこうだった、

あのときオレもすごく悩んだけど頑張って乗り越えたよ!

何とか忍耐とな、根性で頑張れ!大丈夫!」


と言ってしまうことです。



この励まし方ですが、一見良い聴き方のように見えます。


果たしてどうでしょうか?



おそらく、みなさんもこういう答え方をされることが多いのではないかと思います。


しかし、これをもし今の若い子達に言ったら、


その場では「はい、ありがとうございます」と言いますが、

何も解決できず内心は落胆しながら去っていくでしょう。


そして二度と相談して来なくなるでしょう。さらに信頼も失ってしまうかもしれません。




私たちはよく、自分の環境設定や、条件や、ストーリーで考えがちです。


今回の答え方も、この上司の人の時代は当人の考え方でうまくいったかもしれません。



しかし、今の若手の社員にとって、環境、働く条件、社会的状況などがすべて違います。



そのため軽はずみに、忍耐と根性で解決!というのは危険です。


私自身もかつては根性論で育ってきた人間だったので、

このようなアドバイスをしたこともあります。

私の場合、まだそれが許された時代だったのかもしれません。



しかし、今の時代は、状況が本当に時々刻々と変化しているため、

簡単にアドバイスすることが難しくなってきています。


したがってまずはアドバイスよりも先に相手の話を聴くことが

重要になってくるでしょう。


どのような条件で、どう困っているのか、環境はどうなのか、

どういう心理状態なのかなどいろいろ探ることができます。



これらをまず相手からヒアリングしていきます。



「でも、そんなめんどくさいことできません!」



という方がいると思います。



残念ながら、その言い訳はもはや通用しないでしょう。


根性で乗り越えられる時代は終わりました。

一人一人のケースをケーススタディとしてみていくことが重要です。


これからさらに多様性が広がっていきますから、本当に様々な悩みが出てくるはずです。


これらを相手のフレームで「自分ごと」として聴きながら共感します。


この時、自分がもし相手の状況であったらを仮定して話す必要があります


一人一人をひとりの「人間」として扱いましょう。



ぜひ、あなたの家族が悩んでいると思って、聴いてみてくださいね!


【傾聴をより詳しく知りたい方へ】

新時代の聴き方講座

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