2021/02/12 10:42



みなさん、今日は「聴き方」について書いていきたいと思います。



話の聴き方においてNGとなる聴き方で「反論」型というものがあります。(私が名付けましたが)


これはどういう聴き方かというと、相手の話を聴いてはいるのですが、

結局最後には自分の意見を押し通そうとする聴き方です。


はじめは聴いています。うなずいて、共感もしています。

一見すごく頼もしい人に見えるのですが、最後の最後で、自分はこう思うからこれが正しいよ、と言ってしまうのです。


一見とてもいい人に見えるのですが、隠れたエゴな人だといえるでしょう。


何でもそうですが、話を聴けない人ということがはっきりとわかりやすく見える人は問題ないのですが、

一見頼もしく、愛にあふれるような存在に見えて、実は自分でコントロールしたい、

自分の思い通りにしたい、という隠れ善人みたいな人が一番やっかいです。


実はこのような人を私自身、過去に信頼していたことがありました。

はじめこのような傾向にまったく気づかずにいました。

しかし、話し終ってもいつも何か腑に落ちないということが続いたのです。


それは話の最後で必ず、相手の意見を押し通されて終っていたからです。


そもそも正しいものなど存在しません。

それを自分の意見が正しいということを押し通すには我が強すぎると言えるでしょう。



ただ、もしかすると、このような人は、意図的にそれを行っておらず、無意識でそうなっているのかもしれません。


もし無意識的にそれが行われていれば、おそらくその人は過去に何かをトラウマを抱えている可能性があります。



ずっと誰からも認められなかった、誰からも愛されなかったなど、
そういう心の叫びがそのような行為として表れてしまうのです。



そのような場合には、無理をせず少し距離をとった方がいいでしょう。(これは心の専門家が携わる分野です)



大事なことはお互いの意見を尊重し合うことです。もしかすると話の終わりには白黒はっきりせず、

グレーで終わるかもしれません。しかし、それでもいいのです。


グレーで終わるのは気持ちが悪いのですが、それもひとつの聴き方のかたちです。


お互いのフレーム(文脈)で歩み寄った結果、そのような結末になってしまうことはある意味でしょうがないと言えます。

そのような終わり方も認めてしまいましょう。


そのような終わり方を認めた上で、みなさんは、このような「反論型の聴き方」にならないように注意してくださいね!