2021/02/12 10:07



みなさん、こんにちは!


今日は「聴き方」のベースとなる「関係性のつくり方」について書いていきたいと思います。


人と関係性をつくっていくときに重要なのが第一印象です。心理学では初頭効果とも呼ばれているものがあり、

これは第一印象がのちの印象に影響を与えるという効果です。


しかし、この初頭効果と呼ばれるもの、私はあんまり信じていません。

もちろん、本当に1回会い、その後もあまり会わなければ印象は第一印象のままですが、

後に頻繁に会うとすると、第一印象なんか簡単にひっくり返っていくことがたくさんあったからです。


特に私の場合、固定観念が強い方なので、最初見かけが悪そうな人だと思って近づかないでいると、

後々触れ合っていくと、すごくいい人だったということはたくさんあります。


ですから、たとえ心理学の実験的な効果であるとはいえ、あまり信じすぎない方が良いと思います。

大事なことは自分の感覚を信じることです。これが一番重要!これからの時代も自分で判断して決めていく、

ということを余儀なくされることが増えていくと思いますので、これにはぜひ注意してください。


さて、この第一印象において重要なポイントは「相手との共通点」を見つけることです。


『「聞く力」こそが最強の武器である』(國武大紀著 フォレスト出版)では、

相手との共通点を見つけるときの3つのポイントがわかりやすく紹介されています。ここでその3つをご紹介しましょう。



まず1つ目が、「所有」です。これは相手が持っているもの、家や、持ち物に対する外面的なものです。

これらを話すきっかけとして使うと良いでしょう。女性はよく男性の時計を観察していて褒めてきたりしますが、

それはこの外面的な要素で関係性をつくろうとしている、ということです。



2つ目は、「行動」です。これは例えば、趣味や仕事などの活動のことを指します。

これは比較的話ししやすいところでしょう。例えば、いま英語を習っているということを相手に言ったときに、

相手が「私もです」と言えば、それだけで一気に関係性は深まりますね。


3つ目は、「あり方」です。これは「考え方、価値観、性格、ビジョン」などです。これらは目に見えないため、

初めはよく分からないことが多いでしょう。しかし、話していく中で、徐々に感じられるものになります。

ここで少しこの抽象的なものの見分け方をお伝えしようと思うのですが、そのひとの「言葉使い」を注意深く聴いてみましょう。


私は大体この言葉使いによって見分けています。言葉使いが悪かったり、言葉の語彙が少なすぎる人は、

考え方や性格も軽薄なことが多いです。本当に優しい人は、言葉も慎重に選んでいます。


ただし、言葉使いだけがまろやかな人もいますので注意が必要です。これは経験から学んでいってください。




以上3つのポイントをご紹介しました。もう一度おさらいすると、


「1、所有 2、行動 3、あり方」ですね。この3つの切り口を覚えておいて、

なるべく1から3の順番で相手と話していきましょう。


そしてこれらの情報をベースにして、皆さんの聴き方をレベルアップしていきましょう!